
たばこの煙がぜん息の発症、増悪に深く関与していることは明らかです。受動喫煙はぜん息の発症、増悪に関与しています。つまり、人の吸うたばこの煙を吸うことによってぜん息が発症したり、すでにぜん息の人が発作を起こすリスクが高くなります。
たばこの煙には約4,000種類の化学物質が含まれるといわれます。
ぜん息とたばこの煙の関係について
などのメカニズムが働くといわれています。
受動喫煙によるぜん息発作は、煙を吸い込んだ直後だけでなく、昼間に吸い込んだ煙が引き金となり夜間に起こる場合もあります。道や駅でたばこを吸う人の煙を少しでも吸い込んだことが引き金になることもあるのです。家族の中にたばこを吸う人が増え、暴露される機会が多くなるほど、こどもがぜん息を発症したり、発作を起こすリスクは高くなります。
(出典)すこやかライフNo.16 「タバコの煙から大切な人を守る-禁煙で受動喫煙を防ぐ」 公健協会発行