大気環境の情報館

地域ごとの光化学オキシダントに関する研究のレビューとそのとりまとめに関する調査研究

(課題名)

地域ごとの光化学オキシダントに関する研究のレビューとそのとりまとめに関する調査研究

(実施機関)

一般財団法人日本環境衛生センター

(概要)

本調査研究では次のような文献レビューを中心とした調査を実施して、地域の行政担当者が活用できるように、当該地域の前駆物質の排出状況に応じた光化学オキシダント汚染の特徴を、他地域との比較も交えて把握できるような取りまとめを行う。
○文献レビューにより、地域ごとにオキシダント濃度に影響を及ぼす要因とオキシダント濃度の関係を、過去からの変化も踏まえ年代ごとに整理する。シミュレーションモデルによる将来予測を行った文献もあれば、あわせて整理する。
○ 前駆物質濃度の変化がオキシダント濃度に与える影響を論じた研究は地域が限定していたり、発表から時間が経過したため、情報が不足する地域、情報(検証したデータの年代)が古い地域もあることが想定される。効果的な地域比較による取りまとめができるように、近年の常時監視測定データを利用して、文献に示された方法で観測結果の整理を行い、情報を補うことも検討する。
また、前駆物質の排出量や濃度の変化がオキシダント濃度変化に与える影響は、地域ごとのオキシダント対策を考えるうえで重要であることから、前駆物質排出量が比較的短期間で変化した新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言期間前後を比較した研究事例に着目して、前駆物質濃度が異なる海外事例も参考にして整理する。
あわせて国や地方自治体が実施してきた光化学オキシダント対策の事例を収集し、行政担当者の将来的な対策立案に役立てられるように整理する。

(外部評価結果及び調査研究報告書)

令和4年度

このページの先頭へ