ぜん息などの情報館

Q3-1 ステロイド薬について教えてください。

A3-1
乳児ぜん息では、ロイコトリエン受容体拮抗薬DSCG(クロモグリク酸ナトリウム 商品名:インタール)の併用によっても十分にコントロールができない場合の長期管理には、吸入ステロイド薬が用いられます。その際、フルチカゾン(商品名:フルタイド)、ベクロメタゾン(商品名:キュバール)、シクレソニド(商品名:オルベスコ)など定量噴霧式吸入器(ハンドネブライザー)を用いる場合には、エアロチャンバー・プラスやボアテックスのようなスペーサーを用いて吸入効率を上げることが必要です。また、ブデソニド吸入懸濁液(商品名:パルミコート吸入液)はネブライザーを用いて、乳児でも比較的効率よく吸入ができます。吸入後はうがいをするか、水を飲ませて、口の中の吸入ステロイド薬を落とし、口腔内のカンジダ症(カンジダという菌がついて白い斑点ができる)を防ぎます。
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