ぜん息などの情報館

Q4 入浴中に息切れを起こしやすいのですが、有効な対処法はありませんか?

A1
入浴は体を清潔に保ち、リラックスさせる効果がありますが、息切れを起こしやすい動作がたくさん含まれています。
ポイントは両腕を肩より高く上げる動作、前かがみになりおなかを圧迫する動作を避けることです。体を洗う場合、口すぼめ呼吸に合わせてゆっくり洗います。背中を洗うときは長めのタオルを使い、洗髪の際は、片方の腕を上げて首を傾け髪を洗います。介助者が行う場合は、ゆっくりと相手の呼吸のリズムを乱さないよう注意してください。湯舟から湯をくみ出す動作は、息切れを強くします。洗面器が肩の高さより高くならないような姿勢で少しずつくめるように工夫しましょう。湯舟に入る場合は、熱い湯は避けましょう。みぞおちくらいまでの半身浴がおすすめです。湯舟の中にいすを入れて高さを調節してください。介助者に湯を肩にかけてもらうと気持ちがやわらぎます。体をふく動作もいすに腰かけてゆっくり呼吸に合わせて行います。浴室や脱衣所を温めておくと湯冷めすることなく息切れも起こしにくくなります。動作と動作の間にしっかり息を整え、お風呂を楽しんでください。
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