環境保全研究費補助金
(イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業)

環境保全研究費補助金
(イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業)
令和8年度環境スタートアップ研究開発支援事業の採択事業を決定しました。
※正式名称:令和8年度環境保全研究費補助金(イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業)
令和3年度から「SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」に基づく指定補助金等(※)事業として、「イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業」が環境省によって実施されています。本事業は、スタートアップの事業構想段階や事業化段階への支援を行うものです。
このほど、令和8年度の採択事業を決定しました(2026年8月13日決定)。
(※)科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に基づき、中小企業・個人(研究者等)が行う研究開発支援に特化した指定補助金等を指す。
令和8年度は、フェーズ1に53件、フェーズ2(一般枠)に21件、フェーズ2(SBIR連結型)に2件、フェーズ3に13件の事業の申請があり、有識者審査委員会において審査を行い、以下のとおり、フェーズ1から11件、フェーズ2(一般枠)から10件、フェーズ2(SBIR連結型)から2件、フェーズ3から5件を採択しました。
| フェーズ1 ※F/S及びPoC | ||
|---|---|---|
| 採択者 | 事業名 | 環境領域 |
| 深見 一弘 | 部品長寿命化を実現する六価クロムフリーの高耐久めっき技術の開発 | 資源循環 |
| 株式会社プラーツ | プラスチックマテリアルリサイクルの品質管理DX技術の事業化 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| 株式会社シアノロジー | 微細藻類の発酵によるバイオプラスチック生成システムの事業化検証 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| 株式会社QioN | 新規イオン分級膜による資源回収事業のポテンシャル評価 | 資源循環 |
| 株式会社PHOSLOOP | 畜産由来リン資源の環境保全型回収に関する事業 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| 株式会社BLUABLE | 地域海藻系統バンクを基盤とした藻場復元技術に関する事業 ※地域課題対応 | 自然環境保全 |
| AC Biode株式会社 | 薬の PTP シート等混合多層廃プラの選択的ケミカルリサイクル開発に関する事業 | 資源循環 |
| 加藤 淳一 | PNARP ポリマーを用いた廃熱活用型ヨウ素資源回収技術による、地域資源循環モデル構築に向けた概念実証事業 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| 株式会社Gaiapost | 生分解性子ども用オムツを、自治体と連携して循環させる実証事業 | 資源循環 |
| ウミトロン株式会社 | 養殖業の CO2 排出量削減系カーボンクレジット化手法検討事業 | 自然環境保全 |
| Jinomi株式会社 | 廃棄物発生源でのエッジ AI 選別による非エネルギー起源 CO2 排出削減と水平リサイクルの実証 | 資源循環 |
| フェーズ2(一般枠)※R&D | ||
|---|---|---|
| 採択者 | 事業名 | 環境領域 |
| ESREE Energy株式会社 | 食品残渣/汚泥の砂利蓄熱乾燥システムの開発事業 | 資源循環 |
| ディーウェザー株式会社 | 酷暑適応策に資する人物スケールAI暑さ指数予測システムの開発 ※地域課題対応 | 気候変動 |
| 株式会社Teraform | 気候変動に強い農業を支える次世代土壌保水剤の開発・実証事業 | 気候変動 |
| 株式会社パームホルツ | 廃棄物系バイオマスをアップサイクルした木質系硬質素材の気化熱冷却効果に関する事業 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| ファルストマ株式会社 | 食品工場由来CO2を活用した分散型CO2循環インフラの研究開発・社会実装事業 | 資源循環 |
| クールフライヤー株式会社 | 食と環境の資源効率革命を実現する「クールフライヤー循環エコシステム」の実証に関する事業 | 資源循環 |
| 株式会社エマルションフローテクノロジーズ | 流体解析によるエマルションフロー商用スケール装置のスケールアップ技術検証に関する事業 | 自然環境保全 |
| 株式会社エンドファイト | 森林の土壌生態系を活用した地域適応型環境再生ソリューションの開発と実証―都市緑化・再生農業・森林再生の3領域への社会実装― に関する事業 ※地域課題対応 | 自然環境保全 |
| 株式会社ElectroFluxion | 産業廃油からの有価物回収を起点とする、電解×AIによる資源回収プラットフォームの開発 | 資源循環 |
| 株式会社TERRIA | 野菜残渣由来配合飼料による痩せウニ畜養技術の実用化と磯焼け解消モデルの構築に関する事業 ※地域課題対応 | 資源循環 |
| フェーズ2(SBIR連結型) ※R&D | ||
|---|---|---|
| 採択者 | 事業名 | 環境領域 |
| 株式会社Archeda | 衛星データ×AIによる土地被覆分類・森林減少リスク評価技術の高度化に関する事業 | 自然環境保全 |
| 株式会社ベホマル | CD-MOF配合発泡体による環境負荷低減型材料の実製品実証事業 | 気候変動 |
| フェーズ3 ※大規模技術開発実証 | ||
|---|---|---|
| 採択者 | 事業名 | 環境領域 |
| トレ食株式会社 | 機能性リグニンの製造・用途評価による環境負荷低減型工業材料供給基盤の構築 | 資源循環 |
| Planet Savers株式会社 | 低エネルギー大気中CO2回収実用化に向けた高選択性ゼオライト吸着剤の量産化技術開発に関する事業 | 気候変動 |
| 株式会社Integral Geometry Science | 廃棄物中リチウムイオン電池の非破壊検知・選別システムに関する大規模技術開発実証事業 | 資源循環 |
| 株式会社カーボンクライオキャプチャー | 発酵ガスからの低コストCO2回収・再資源化技術の開発に関する事業 (CO2吸収塔の大型化とバイオLNG・ブルーメタン製造への展開) | 気候変動 |
| ライノフラックス株式会社 | 未利用バイオマスの資源循環を実現する高効率・分散型発電システムの商用化実証事業 | 資源循環 |
採択された案件については、環境省からも公表されています。
○環境省・報道発表
https://www.env.go.jp/press/110745_00008.html
環境スタートアップについては、持続可能な社会の実現に向けたイノベーションの創出における大きな役割が期待されており、スタートアップの成長フェーズに応じた切れ目のない支援を行うことが重要です。
このため、環境省では、スタートアップを始めとする中小企業者等の研究開発支援を目的としたSBIR制度の一環として、令和3年度より「イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業」を実施し、スタートアップ企業等が環境保全に資する事業実施に向けた研究開発事業を支援しています。