
すこやかライフNo.45 2015年3月発行
特集:アレルギー児の安心・安全な学校生活のために 入学・進学のときに知っておきたいこと
下記はいずれも、ぜん息発作が起こりやすい状況です。前もって学校に伝え、このような場面では配慮してもらえるよう相談しましょう。
ただし、ぜん息発作の原因や重症度は人によって異なるため、すべての状況に対応してもらう必要はありません。子どものぜん息の状態にあわせた対応について、相談しましょう。
このほか、準備運動をしっかりさせてほしいこと、発作予防の薬を使う場合があることなどについても、伝えておきましょう。
(基礎用語(PDF:273KB)(すこやかライフ45号別添:PDF) もご参照ください。)
ぜん息発作を起こさないためには、アレルゲンや刺激物質を吸い込まない、避ける工夫が必要です。できるだけ黒板や窓から離れた席に座らせてもらえるようお願いしたり、掃除のときはマスクをして拭き掃除を担当させてもらう、毛のある動物のお世話ではなく金魚や亀のお世話ならできることなどを伝えておきましょう。また、体育の授業では見学が多くなることもあるため、運動誘発ぜん息(基礎用語(PDF:273KB)(すこやかライフ45号別添:PDF) 参照)について学校の理解を得ておくことも大切です。
発作が起きたときはどの薬を吸入するのかなど、対応についても学校に伝えておくとともに、子どもには具合が悪くなったらすぐ、先生や友達に伝えるよう説明しておきましょう。