WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.44 2014年10月発行

小児ぜん息 成人ぜん息特集:ぜん息治療 薬だけに頼っていませんか?

なぜ、薬だけに頼ってはいけないの?

ぜん息の発作はおもに、炎症が起こって敏感になっている気道にアレルゲンおよび、それ以外にぜん息症状を引き起こす要因(悪化要因)が刺激を与えることで起こります。

ぜん息治療において、吸入ステロイド薬などを定期的に正しく使用し、気道の炎症を抑えて発作を予防することはとても大切です。しかし薬だけを使っていればよいということではありません。薬物治療と同時に、身の回りにあるアレルゲンや悪化要因に対処することで治療効果が最大となり、気道をよい状態に保ち続け、発作のない毎日を送ることができるようになるのです。気道をよい状態に保ち続けることができれば、薬の量を減らしたり、最終的にはぜん息の完治につながっていきます。

薬だけに頼らず、まずは自分にとってのアレルゲンは何なのか、隠れている悪化要因はないかを正しく知り、それらに合わせた対策を実践していきましょう。


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