すこやかライフNo.45 2015年3月発行
現場レポート:COPDの症状を少しでも和らげ在宅の重症患者さんの暮らしを「つくる」
患者さんの様子を正確に評価・判断し、リハビリの依頼元である主治医などにレポートすることも、訪問呼吸リハビリの重要な役割です。
たとえば、薬の効果が十分に出ていないと見えたら、吸入や服用の仕方を観察し、その様子を主治医や、処方せんを受けた薬局にメールなどで情報提供することもあります。その情報が、主治医や薬局の薬剤師による再指導につながることも多いそうです。対象者が在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法利用者の場合は、機器の使用状況なども主治医に伝えます。
COPDの急性増悪を防ぐため、その引き金となる症状を見逃さないことも非常に大切です。とくに、下痢や脱水などの消化器症状、カゼやインフルエンザなどの感染症、心不全は要注意とのことです。