ぜん息などの情報館

【知識編】運動の種類

動画で確認しましょう

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①柔軟性トレーニング

  • 心地よい痛みを感じるくらいまで、筋肉や関節を伸ばす運動です。
  • 胸郭や関節の動きをやわらかくする効果があります。
体幹のストレッチ

体幹のストレッチ
息切れを改善し、運動能力を高めるためにも極めて重要です。準備運動、整理運動としておこなうことも大切です。


②全身持久力トレーニング

  • 長時間にわたって下肢の筋肉を使う運動です。
  • 心臓や肺を強くする効果があります。
歩行、階段昇降

歩行、階段昇降
心肺機能や足腰の衰えを防ぐために、とても大切な運動です。散歩や家の中での階段昇降などを、日常的におこなってください。


マシンを使った運動

マシンを使った運動
心肺機能や足腰を鍛えるために、自転車エルゴメータやトレッドミルなどを用いておこないます。


筋力トレーニング

  • 正しい姿勢でリズミカルに、呼吸と合わせておこなう運動です。
  • 筋肉量を増やし、筋力を増強する効果があります。
下肢の筋力トレーニング

下肢の筋力トレーニング
下肢の筋肉は、歩行や日常生活での基本となる動作の重要な筋肉です。これが弱ってしまうとあらゆる動作が難しくなります。


上肢の筋力トレーニング

上肢の筋力トレーニング
上肢の動作は、息切れが生じる動作として避けられていることがあります。上肢の筋肉を鍛えることで、それらの動作がスムーズになります。


体幹筋のトレーニング

体幹筋のトレーニング
体幹筋は、体を支える筋肉として重要な役割を占めます。腹筋トレーニングなどを取り入れてみましょう。


運動をおこなううえでおさえておくこと

運動前に確認を

一人ひとりに合った運動が必要です。
主治医とよく相談しましょう。


痰が多い方は、排痰をきちんとおこなってから運動しましょう。


体調が悪いときは無理をせず、運動量を減らすなど工夫しましょう。


ワンポイント・アドバイス

運動には3つの原則があります。

  1. "ややきつい"程度の運動が必要です。
    軽い運動では効果が低いので、"ややきつい"程度の運動が必要です。
  2. トレーニングをした筋肉しか強くなりません。
    たとえば手の運動をしても、脚の筋肉は強くなりません。全身をバランスよく動かすことが重要です。
  3. 運動をやめると、時間とともにその効果はなくなります。
    継続することが大切です。目標を決めて運動を続けましょう。

運動時のコツ

できるだけ口すぼめ呼吸や腹式呼吸を使って、呼吸と動作を合わせ、息切れがしないようにしましょう


酸素を使用されている方は、運動時に指示されている酸素吸入量でおこないましょう。


パルスオキシメータを利用し、なるべく酸素飽和度が90%より低くならないようにします。
※もし90%以下になっても、落ち着いて呼吸を整えて、回復するのを待ちます。


息切れが生じたときは休みをとって、落ち着いて呼吸を整えましょう。



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