
すこやかライフNo.47 2016年3月発行
特集:小児ぜん息・COPD 検査結果の活用法を知ろう
ぜん息の人の体の中では、以下のようなことが起こっており、その結果さまざまな症状が現れます。医師は、目に見ることができない体の中の状態をそれぞれの検査で調べ、その結果から、ぜん息の診断をしたり、薬の効果や重症度などを判定します。
問診で自分の状況を医師に伝える
診察の際、まずは問診が行われます。じつは、ぜん息を診断するためには、必ずしも検査が必要なわけではありません。ぜん息を診断するうえでもっとも大事なのは「どんな症状が現れているのか」ということです。
医師に症状や発作の状態を聞かれたら、次のように具体的に伝えましょう。
「ぜん息日誌」に症状や様子を記録しておき、医師に見てもらうと、さらに詳しい情報をわかりやすく伝えることができます。
問診の後、ぜん息の状態がどの程度であるのか、さまざまな検査で確認していきます。それぞれの検査について、くわしく見ていきましょう。