すこやかライフNo.52 2018年9月発行
特集:COPDの息切れを楽にするために 日常生活の中で「動くこと」を続けましょう
COPD 患者さんの気道は、空気を吐くときにつぶれて狭くなります。そのため、吸い込んだ空気をうまく吐き出すことができず、肺に空気が残ってしまうという性質があります。
すると、新しい空気を十分に吸い込めない感覚となり、息苦しさを感じてしまうのです。
そこで、息苦しさを楽にするために、吸い込んだ空気を吐き切ることを意識してみましょう。
何か動作を行うときや歩くときなど、日常生活の中で常に息を「吐く」ことを意識します。肺の中の空気を十分に吐き切ることができれば、自然と新しい空気が肺の中に入ってきて、息苦しさを感じにくくなり、身体活動を楽に続けられるようになります。
動作をする時に、口すぼめ呼吸で息を吐きながら行うと、息切れが少なく楽にできるようになります。