
・日常生活の動作の工夫や呼吸方法で息苦しさをコントロールしていても、どうしても息切れが強くなってしまったときにあわてないように、息切れを楽にする姿勢を知っておきましょう。
・仰向けのときは、頭をあげ、膝を曲げると楽になります。
・大きめの枕、クッション、掛け布団などを利用して頭をあげ、膝を曲げられる姿勢をとりましょう。
・横向きのときは、枕やクッションを利用して、苦しくない向きで姿勢を安定させましょう。
※姿勢がとれたら、手足の力を抜き、リラックスして口すぼめ呼吸をしましょう。
・テーブルや机などがあるときは、腕をのせ、ひじをついて安定させます。
・テーブルや机の上に柔らかいものを置き、うつぶせの姿勢をとりましょう。
・両手または両ひじを膝の上にのせ、安定させます。
・両足はしっかりと床につけ、安定させます。
・胸の高さぐらいの台などがある場合は、腕をのせ、ひじをついて安定させます。
・壁に背中をもたれさせ、頭をさげます。両手を膝の上にのせ、安定させます。
自分にとって楽な姿勢をみつける
座っているときは、前にもたれかかるよりも、背もたれにもたれかかった方が楽という場合もあります。自分にとって楽な姿勢をとり、口すぼめ呼吸をおこないましょう。
・壁に両手を重ね、両腕を安定させます。両手の上に額または頭をおき、壁によりかかります。
・壁におく手が高すぎると息苦しさが増すので、気をつけましょう。
・息苦しくなったときは、楽な姿勢をとり、無理をせず、周りの人に助けを求めましょう。座る場所を探してもらったり、病院に連絡をしてもらったり、早期に対応できるようにしましょう。