
すこやかライフNo.42 2013年9月発行
現場レポート:長崎県県北地域におけるCOPD対策事業 地域住民を対象としたCOPDの早期発見・治療への取り組み
COPD対策事業は、長崎県県北保健所を中心に、長崎大学、松浦市、北松浦医師会、平戸医師会が参加する「慢性閉塞性肺疾患対策委員会」(2004年発足・以下、対策委員会)によって進められました。
対策委員会ではまずCOPDの実態を把握するために、松浦市などで、図2に示すような調査(COPD検診)を行いました。
その結果、松浦市の50歳以上の全住民の8.8%の方がCOPDであると推定されました。また、患者の傾向としては、
などがわかりました。