
すこやかライフNo.42 2013年9月発行
現場レポート:長崎県県北地域におけるCOPD対策事業 地域住民を対象としたCOPDの早期発見・治療への取り組み
クリニックでのトレーニングや呼吸リハビリ教室では、頑張っている患者の様子が見られたり、他の患者と気軽に雑談することができます。このことが、患者同士のモチベーションの向上・維持につながるようです。
クリニックの理学療法士で、患者の運動療法を身近でサポートしている北川先生は、「治療を継続するためには目標を持ったり、自分も頑張ろうとするモチベーションを維持することが、何よりも大切です」と語ります。どの疾患にも共通しますが、治療を継続するためには、楽しみや目標を持つことが重要なポイントとなっています。
またCOPDの治療において忘れてならないのは「禁煙」です。禁煙をしなければ、運動をしたり、薬を吸入しても効果は望めません。喫煙している方は、主治医に相談し、禁煙治療を受けましょう。
COPDの治療のポイントをまとめると右図のとおりになります。