ぜん息などの情報館

増悪を起こすとどうなるのですか?

増悪の場合は息切れなどが悪化し、命にかかわることもあります。

増悪とは

風邪やインフルエンザなどの呼吸器の感染症をきっかけに、呼吸困難などの症状が悪化して、いつもの治療で改善せず、治療内容を変更する必要がある状態をCOPD の「増悪」といいます。

増悪の原因

ウイルスや細菌などの呼吸器の感染症や大気汚染がきっかけでおこることが多いですが、原因がはっきりわからないこともあります。

増悪の症状

増悪がおこると、肺機能は安定期より低下し、息切れが悪化し、咳や痰の増加がみられます。その他、発熱や頻脈、倦怠感・疲労感、不眠などの症状を伴うこともあります。

増悪の主な症状

増悪の主な症状

増悪の影響

いったん増悪を起こすと、命にかかわることがあります。また、息切れや風邪のような症状、呼吸機能の低下は回復までに1ヶ月以上を要する場合があります。いったん増悪を起こすと、その後反復する患者さんがいますが、増悪を起こさない人に比べ、生活の質(QOL)をより低下させたり、より命にかかわることがあります。そのため、普段から増悪を起こさない対策が重要となります。

COPD の症状を重症化させる

COPDは増悪のたびに段階的に悪化することが知られています。このような事態を避けるためには、「増悪を繰り返さない」、「増悪が起きたら早めに対応する」ことが重要です。痰の色や量が増加した場合は、早めに受診しましょう。

COPDの症状が重症化


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