研究費の使用ルール
競争的研究費については、研究者にとっての使い勝手が向上し、研究により専念できるよう、使用に関わる各種ルール等の統一化を図ることが求められています。ERCAへの業務移管後、複数年度契約方式を採用するなど、次のとおり使い勝手の良い研究費の使用ルール等を定めています。
研究費の繰越
柔軟な研究費の繰越が可能です。
当初予想し得なかったやむを得ない事由により、研究計画に変更が生じた場合、研究費の残額を翌年度に繰越すことができます。
年度をまたがる物品等の調達
年度をまたいだ調達が容易です。
年度の区切りにとらわれずに、研究進捗に応じて、必要な時期と課題に研究費を投入することができます。
一括または半期毎の概算払い
研究費を一括または年2回にわけて支払います。
研究費の早期支払いにより、研究費の効率的かつ速やかな執行による研究開発の円滑な推進、また、研究機関の資金繰りの軽減が図られます。
年度末までの研究期間の確保
年度末まで研究実施が可能です。
年度末まで研究の実施が可能となるよう、業務報告書の提出期限を翌事業年度の5月31日とします。
研究機器等の購入
研究機器等の購入も選択できます。
研究機器等について、リースのみではなく購入することもできます。
購入した研究機器の有効活用
研究機器は、他の研究にも使用することができます。
購入した研究機器について、使用予定者との間で一時使用に係る管理協定等を締結するなどの条件を前提に、本来の研究に支障を及ぼさない範囲で、一時的に他の研究に使用することができます。
複数の研究費の合算使用
複数種の経費による合算使用ができます。
旅費及び消耗品については、他事業分の経費と明確に区分できる場合は、複数種の経費による合算使用ができます。