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第4回ERCA環境研究シンポジウム・第2回環境化学物質3学会合同大会環境研究総合推進費によるマイクロプラスチック問題の現状と研究について」を開催しました。

プラスチック廃棄物発生量の増大に伴い、プラスチックによる環境汚染が顕在化しています。海洋に流入したプラスチックは、大型のものから微細化粒子として存在し、その内部に含まれる可塑剤あるいは表面に吸着する各種化学物質とともに生態系への影響が懸念されています。2019年のG20大阪サミット外部リンクではこの環境問題について、2050年までに海洋プラスチックの追加的汚染ゼロを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン外部リンク」が各国首脳間で共有されました。
 このような状況下、環境研究総合推進費では、2020年度の推進戦略における重点課題に「グローバルな課題の解決に貢献する研究・技術開発(海洋プラスチックごみ問題への対応)外部リンク」を加え、以降、毎年度、同様の重点課題を上げて研究課題の募集、採択を行っています
 本シンポジウムでは、環境研究総合推進費の研究成果の紹介やパネルディスカッションを通じて、参加者の皆さまとともにマイクロプラスチックによる環境汚染とその生態系への影響についての理解を深めたいと考えております。


プログラム

「環境研究総合推進費によるマイクロプラスチック問題の現状と研究について」

13:00-13:05 開会挨拶 環境研究総合推進費の説明 環境再生保全機構
■講演講演要旨集
13:05-13:20 講演1 「マイクロプラスチック問題の現状と対策」
長谷 代子 (環境省外部リンク 水・大気環境局 水環境課 海洋プラスチック汚染対策室)
13:20-13:40 講演2 「微細なマイクロプラスチック濃度の計測」
荒川 久幸 (東京海洋大学) [統合領域 1-2103]
13:40-14:00 講演3 「海に浮遊するマイクロプラスチックの現状と将来の見通し」
磯辺 篤彦 (九州大学) [統合領域 SⅡ-2-1 自然共生領域 4-1502]
14:00-14:20 講演4 「海洋マイクロプラスチックによる化学物質汚染」
高田 秀重 (東京農工大学) [統合領域 SⅡ-2-2]
14:20-14:30 休憩
14:30-14:50 講演5 「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響(AMΦプロジェクト)」
大河内 博 (早稲田大学) [安全確保領域 5-2103]
14:50-15:10 講演6 「マイクロプラスチックによる魚類への影響とそのベクター効果」
大嶋 雄治 (九州大学) [統合領域 SⅡ-2-2]
15:10-15:30 講演7 「ライフサイクル思考で見るプラスチック資源循環」
中谷 隼 (東京大学) [資源循環領域 3-1801 戦略的研究開発 S-19-1]
■パネルディスカッション
15:30-16:00 「今後の研究の方向性」
・コーディネーター: 高田 秀重
・パネリスト: 長谷 代子、荒川 久幸、磯辺 篤彦、大河内 博、大嶋 雄治、中谷 隼、小山 次朗 (環境研究総合推進費プログラムオフィサー)
16:00-16:05 閉会挨拶 田尾 博明 (第2回環境化学物質3学会合同大会会長)

※[統合領域 1-2103]などの表記は、環境研究総合推進費の研究対象領域と課題番号を表します。

本シンポジウムは終了いたしました。多くの御参加をいただき、誠にありがとうございました。

シンポジウムの様子は後日、ERCA公式YouTubeチャンネル外部リンクにてオンデマンド配信予定です。配信開始は、ERCA公式YouTubeチャンネルのチャンネル登録者への新着動画通知や、推進費メールマガジン外部リンクERCA環境研究総合推進費公式ツイッター外部リンクなどにてご案内差し上げます。

当日資料

お問い合わせ

独立行政法人環境再生保全機構(ERCA) 環境研究総合推進部
電話: 044-520-9509
メールアドレス: erca-suishinhi★erca.go.jp(★を@に変換してください)

環境研究総合推進費

独立行政法人環境再生保全機構 ERCA

〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310番 ミューザ川崎セントラルタワー
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