2022年7月21日〜22日の2日間、全国から4高校を招いて、国連大学サステイナビリティ高等研究所で第7回全国ユース環境活動発表大会に参加した高校生などを対象にフォローアップ研修を実施しました。参加した高校生は、国連主催の国際会議と研修に参加し、自分たちの活動と世界が抱える課題とのつながりについて学びました。
石川県立金沢泉丘高等学校
群馬県立尾瀬高等学校理科部
晃華学園高等学校 Banana to the Futures
愛媛大学付属高等学校理科部プラガールズ
1日目は、国連でSDGsを実施する国連経済社会局(UNDESA)と、パリ協定を実施する国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)が主催する会議に参加しました。この会議には、世界各国から対面とオンラインで 130 名以上の専門家が登壇し2,000人以上が参加し、各国閣僚、国連機関・組織のトップ、 ビジネスリーダー、科学者、ユースの代表らが、相互に関連する気候変動対策とSDGsの課題を相乗的に解決する方策について議論しました。会議に参加した高校生は、同時通訳機を使って、国際社会における最新の知見を学びました。
2日目は、全国ユース環境活動発表大会フォローアップ研修として、参加4校による各高校の環境活動の発表やグループワークを実施しました。
グループワークでは、他校生同士が交流できるように各テーブルに分かれて、それぞれの活動の改善点や、今後連携すべきパートナーについて、高校生同士が積極的に意見交換を行い、最後に今後の活動へのアイデアをまとめ発表しました。
また、この研修には国連大学サステイナビリティ高等研究所で研究を行う大学院生も参加し、自身がサステイナビリティ分野の研究に関心をもったきっかけや、現在の研究内容を共有しました。
参加した高校生からは、「他校の方々との交流を通して、新たな発見があり、普段思いつかないアイデアや解決策など様々なことを学ぶことができた」、「今回の研修のようなお互いの活動について意見を交わすことが、シナジーを生み出す大切な機会になることがわかった」等の感想をいただき、国際会議への参加や高校生同士の交流のなかで、新しい視点から意見やアイデアを出し合うことで互いに刺激を受け、SDGsについてもさらに深く学ぶ機会になったかと思います。
ご参加いただいた高校生の皆さん、ありがとうございました!