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全国ユース環境ネットワーク Japan Environmental Youth Network

「協栄産業 高校生企業環境研修」を開催しました

写真:集合写真

全国ユース環境ネットワーク促進事業に協賛いただいている協栄産業株式会社にご協力いただき、高校生企業環境研修を行いました。

茨城県立緑岡高等学校 生物部のみなさんが、2024年1月20日(土)に協栄産業株式会社東日本PETボトルMRセンターを視察し、ペットボトルの水平リサイクルについて学んできました。

実施概要
日時 令和6年1月20日(土)
場所 協栄産業株式会社東日本PETボトルMRセンター(茨城県笠間市)
主催 独立行政法人環境再生保全機構 全国ユース環境ネットワーク事務局
協賛 協栄産業株式会社
参加高校 茨城県立緑岡高等学校 生物部

研修の初めに、ユース事務局よりオリエンテーションを行った後、茨城県立緑岡高等学校生物部のみなさんから自己紹介を行っていただき、その後日々の環境活動を発表していただきました。緑岡高校生物部では「廃ガラス発泡材+廃ポリエステルフェルトチップ」を活用した軽量化土壌の研究を行っており、保水力を向上させた軽量化土壌を用いた植物の生育結果等を紹介していただきました。

写真:集合写真

続いて協栄産業株の今泉氏から、協栄産業グループの取り組みについて講話いただきました。協栄産業グループは、これまで不可能とされてきた使用済みペットボトルからもう一度ペットボトルへと生まれ変わらせる「ボトルtoボトル水平リサイクル」を2011年に日本で初めて実現しました。また、2018年にはPETフレークから直接ペットボトルの原型となるプリフォームの製造に成功し、製造、輸送工程におけるCO2排出量を従来の再生法と比較して、70%削減を実現しているなど、最新の技術や情報をお話しいただきました。

その後、実際に工場内の見学を行い、設備ごとにリサイクルのどの工程なのかを丁寧に分かりやすく説明していただきました。工場外にある回収された近隣含め地域別のペットボトルの保管状況を見て、それらが実際の生活現場で出たものであることを実感したり、細かく粉砕されたフレークやボトルの原型となるプリフォームを実際に見て、どのような過程で再び飲料ペットボトルに生まれ変わるのか、理解を深めていました。

研修に参加した高校生からは「普段何気なく使っているペットボトルが再生される工程を知ることができ、非常に貴重な機会になりました」、「ただ溶かして固めるだけのものだと思っていたが、実際は溶かすたびに強度が落ちてしまい、簡単にはリサイクルができないと知り、より興味が持てた」、「特に分別の過程がとても大変だと感じたので、今後自分が捨てる時にはしっかりとラベルやキャップをとること、中になにもいれないことを徹底していきたいと思いました」といった感想がありました。

ご参加いただいた高校生の皆さん、ありがとうございました!

「全国ユース環境ネットワーク」は、今後も環境活動に取り組むユース世代を応援してまいります。

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