指定暑熱避難施設って?
「改正気候変動適応法」に伴い、熱中症特別警戒情報発表期間中には、市町村が定めた指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を開放することになっています。米国疾病予防管理センターからは、クーリングシェルターの活用は熱中症予防に有効であるとの報告がなされており、地域の涼みどころやクーリングシェルターで涼をとることが重要です。
そもそも指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)とは?
市町村が、冷房設備を有する等の要件を満たす施設(公民館、図書館等)を指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)として指定した誰でも休息できる施設のことです。 クーリングシェルターは、市民の休息場所として開放されることによって、高齢者などの熱中症弱者にも優しい施設になっております。
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クーリングシェルターの基準
- 適当な冷房設備が備わっている。
- 熱中症特別警戒情報が発表されたときは、クーリングシェルターを必要としている方々に開放できる。
- クーリングシェルターの利用については、利用者にとって適切な空間を確保できるように管理すること。
なお、これらは取組を後押しする最低限の基準のため、地方公共団体がそれぞれ、地域の実情に併せて個別に必要とされる事項を定めても問題ありません。
環境再生保全機構での取組事例
令和5年度は6つの自治体と協力し、地域支援事業としてクーリングシェルターの設置を進めてきました
今回は神戸市の事例をピックアップします!
※なお、指定暑熱避難施設の設置は義務ではないですが、積極的に設置の検討をしていただくことを推奨しております。
【神戸市】地域支援事業の取組内容
クーリングシェルターの試行実施(環境局・健康局)
神戸市の市街地である三宮エリアにおいて、公共施設である市役所本庁舎をクーリングシェルターとして活用できるかを試行的に実施しました。
実施日時 | 日程:2023年7月21・22日、8月4・5日(各金/土曜日)の計4日間 時間:10時00分 ~ 15時00分 |
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実施場所 | 神戸市役所1号館1階 市民ロビー |
実施当日写真 | 立看板やチラシ配布し啓発を行いました。延べ、461人の方々に利用していただき、暑さが厳しくなる時には積極的に活用していきたいという利用者の声も多数ありました。 |
事業を通して出た成果・新たな課題・今後の対応方針等
上記のアンケートにもあるように、神戸市ではクーリングシェルターの設置を求める声も多くありました。極端に暑い日には、是非お近くの自治体が設置している涼みどころや、クーリングシェルターをご活用ください。
運営に関する事例
クーリングシェルターのその他の運営事例については、下記にて詳細をご覧いただけます。
(出典)地域における熱中症対策の先進的な取組事例集/熱中症予防情報サイト