指定暑熱避難施設って?
「改正気候変動適応法」に伴い、熱中症特別警戒情報発表期間中には、市町村が定めた指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を開放することになっています。米国疾病予防管理センターからは、クーリングシェルターの活用は熱中症予防に有効であるとの報告がなされており、地域の涼みどころやクーリングシェルターで涼をとることが重要です。
クーリングシェルターマップ
※令和6年5月17日付環境省大臣官房環境保健部企画課熱中症対策室事務連絡「指定暑熱避難施設の名称、所在地等の情報提供について(依頼)」にもとづいてERCAに登録していただいた地方公共団体の情報のみを公表しているため、すべてのクーリングシェルターが掲載されているわけではありません。
そもそも指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)とは?
市町村が、冷房設備を有する等の要件を満たす施設(公民館、図書館等)を指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)として指定した誰でも休息できる施設のことです。 クーリングシェルターは、市民の休息場所として開放されることによって、高齢者などの熱中症弱者にも優しい施設になっております。


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クーリングシェルターの基準
- 適当な冷房設備が備わっている。
- 熱中症特別警戒情報が発表されたときは、クーリングシェルターを必要としている方々に開放できる。
- 利用者が滞在するために必要かつ適切な空間が確保されている。
なお、これらは取組を後押しする最低限の基準のため、地方公共団体がそれぞれ、地域の実情に合わせて個別に必要とされる事項を定めても問題ありません。
クーリングシェルターの設置例
公民館や図書館などの公共施設、ショッピングモールや薬局等の民間施設がクーリングシェルターとして指定されている場合があります。お住まいの自治体のホームページや、上記クーリングシェルターマップよりご確認いただけます

金沢市(市役所本庁舎)
・ウォーターサーバーを設置
・青色のカーペットで視認性と涼しさを表現

焼津市(ウエルシア薬局)
・利用受付簿の記入により利用者管理
・熱中症の応急処置マニュアルや普及啓発資料(リーフレット)を設置
運営に関する事例
クーリングシェルターのその他の運営事例については、下記にて詳細をご覧いただけます。
(出典)地域における熱中症対策の先進的な取組事例集/熱中症予防情報サイト