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C1-04 再生材の自動車部品への適用に向けた品質評価及び自動車部品開発

研究開発責任者

柘植 元基(トヨタ紡織株式会社)

研究開発概要

2024年度

本SIP参画機関のリサイクラー、コンパウンダーが開発する高品質な再生PP材を用い、自動車内装部品ドアトリムボードの射出成形による試作を行う。
 その試作品に対し、量産条件に求められる材料評価・製品評価を実施し、再生PP材に関する課題抽出及び供給元であるリサイクラー、コンパウンダーへのフィードバックを実施し改良を進める。
 また、高品質なリサイクル製品を基にコンパウンダーにより調整された高品質な再生PP材のテストピースで物性評価を実施し、ドアトリム向け材料としての課題を抽出し供給元であるコンパウンダーへフィードバックし物性等の改良へ繋げる。
 物性評価を実施する再生材の種類は都合上限3種類とする。

2025年度

2024年度の再生PP材の課題のフィードバックに対し改良された本SIP参画機関のリサイクラー、コンパウンダーが開発する高品質な再生PP材数種類を用いテストピースを製作し材料評価を実施する。
 その中から、ドアトリムボード向けとして最も適正な再生PP材を選出し、前年度同様の自動車内装部品ドアトリムボードの試作を行う。
 その試作品に対し、量産条件に求められる製品評価を実施し、再生PP材の自動車内装部品ドアトリムボードへの適用可能性について判断し物性項目毎の目標値を提示する。