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C1-02 自動車向種々の品質グレード別(パーツ別、低品質~高品質)再生材の開発

共同機関

石塚化学産業株式会社

研究開発概要

2023年7月、欧州委員会からELV規則案が提出され、本規則案への対応が国内自動車産業において喫緊の課題とされた。急遽SIPにおいて対応するため新たにテーマとして追加され、「自動車向け高品質再生材開発」に参画した。

現在の本規則内容は、欧州委員会からEU理事会・欧州議会に提案され、その後、三者協議を重ね暫定合意まで至った。今後、細部を詰めて2026年度内には承認され、発効となる見込みである。現在の暫定合意内容は、発効後6年後に自動車に使用されるプラスチックの15%をPCR(ポストコンシューマーリサイクル)材を使用し、かつ、その内の20%をELV(End of Life Vehicles/使用済み自動車)材を使用する、更に10年後にはPCR25%、その内ELV20%を使用することとされている。

本テーマに参画することにより動静脈企業の連携強化を図り、実装可能な高品質再生材開発の早期達成を目指すため、以下の開発項目に取り組む。

(1)日本自動車工業会(JAMA)公表の目標物性複合強化〔1〕(フィラー有)の開発
(2)日本自動車工業会(JAMA)公表の目標物性汎用〔1〕(フィラー無)の開発
(3)上記サンプルによる試作評価

進捗・成果

日本自動車工業会により再生材を使用した原料物性の共通目標値が設定されたことにより、PCR材の配合率に合わせた材料設計の検討、試作、物性確認を各種PCR材(家電廃材、産業廃棄物、建設廃材、容リ材など)ごとに行った。自動車メーカー・成形メーカー各社は、PCR材を使用できない部材を補うべく、多くの部材で使用されているPPF(保護フィルム)により不足率を補いたいとの要望であった。

第一段階として、フィラー有・無の2タイプで選定された部材に対し、PCR比率を50%に設定して開発を試みた。

部材により製品で要求される物性が異なることから一律での開発検討は難しいと考えられた。

第二段階として、同一比率で異なるPCR材による検討を行った。自動車工業会の目標値に適合可能で、かつ廃棄された状況で汚れや異物の少ないPCR材は、想定通り成形性、臭気、物性、他良好な結果を得ることが出来た。

第三段階として、フィラー有:ロアグリル(大型の外装部材)に取り組みPCR比率30%で成形性、臭気、物性、塗装性、他良好な結果を得ることが出来た。実装面での課題として、PCR材の影響による収縮率が異なり、部材の取り付けに不具合がみられることが判明した。

第四段階として、フィラー有の他の大型部材の評価に取り組み、成形性、臭気、物性、塗装性、収縮率など評価を行った。成形後の評価では同様な収縮変動があり、取り付け時の不具合が見られた。

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