国内における自動車向け再生プラスチックの品質評価業務
自動車向け再生プラスチック品質評価事業へのご協力のお願い
環境省では、循環型社会の実現に向けて、再生プラスチックの品質向上と利用拡大を目指す取り組みを進めています。特に、環境省が経産省と連携して立ち上げた「自動車向け再生プラスチック市場構築のための産官学コンソーシアム」では、自動車分野での再生材利用促進に向けて、国内で生産された再生プラスチックの品質評価事業を実施しています。
この事業では、国内の事業者の皆様から再生プラスチックのサンプルをご提供いただき、研究機関において統一的な基準による分析を行います。分析結果はサンプルの提供者にフィードバックされるとともに、同コンソーシアムを中心とする今後の再生材利用促進に向けた政策の検討や、SIP第3期課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」において開発を進める「再生材データバンク」の精度向上等に活用されます。
この事業は、環境省委託業務「令和6年度国内における自動車向け再生プラスチックの品質評価業務」の一環として、受託者である東北大学と共同実施機関である独立行政法人環境再生保全機構(以下、「ERCA」という。)が実施いたします。
事業の目的
- 国内における再生プラスチックの品質に関する横断的な調査
- 活用可能性のある再生プラスチック原料の特定
- 再生材市場の構築と利用拡大
- ELV規則案※1をはじめとする国際的な規制への対応
※1 End-of-Life Vehicles規則案:使用済み自動車の廃棄やリサイクルに関するEUの規則
対象事業者
- 国内のリサイクル事業者
- その他再生材取扱事業者
ご協力いただきたい内容
- サンプルのご提供
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分析用のサンプルとして、ポリプロピレンを主要な原料とする再生プラスチックのペレットをご提供いただきます。(1~10サンプル、各7キログラム)
由来となる使用済みプラスチックの種別、現状の用途、年間供給量等は問いません。
サンプル及び郵送に係る費用については、恐れ入りますが自己負担をお願いいたします。
※ 分析に係る費用一式は、分析機関にて負担いたします。 - サンプルに関する情報のご提供
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由来となる使用済みプラスチックの種別や、回収の方法、選別の工程、ペレタイズ条件等に関する情報を併せてご提供いただきます。
※ 必須記載/任意記載の情報があります。
募集開始日
2025年7月7日
申請から分析結果報告までの流れ
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STEP01 メールでのご連絡&事前相談
本事業にご協力いただける事業者の方、ご質問・ご相談のある方は、下記のアドレス宛にメールでご連絡ください。
sip_ce[]erca.go.jp
※ []は@に読み替えてください- メールの件名は、「再生プラスチックの品質評価事業について(「事業者名」)」としてください。
- サンプルの提供を希望される方は、メール本文に想定するサンプルの件数、各サンプルの由来(回収ルートや、原料となる廃棄物の種別)等について簡潔にご記載ください。(幅広い事業者からサンプルを収集するにあたり、一部のサンプルのみのご提供をお願いする場合があります。)
- 通常、メール受信後、原則3営業日以内 にご返信させていただきます。
- ドメイン「erca.go.jp」からのメールを受信できるよう、迷惑メール設定の解除等をお願いいたします。
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STEP02 必要事項の記入&提出
ERCAより、必要書類の様式一式を送付いたしますので、書類に必要事項をご記入の上、ERCAまでご提出ください。
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STEP03 サンプルの発送
ERCAより、サンプルの受理書をお渡しいたしますので、受理書の別紙「サンプルラベル」を印刷のうえ切り取り、各サンプルに張り付けて下記の宛先まで郵送してください。
〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6
青葉山キャンパス 工学研究科総合研究棟13F 1301室
東北大学グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター 松尾良夫 宛- サンプル及び郵送に係る費用については、恐れ入りますが自己負担をお願いいたします。
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STEP04フィードバック
ご提供いただいたサンプルの分析結果について、東北大学から報告後、ERCAより試験結果報告書(PDF)としてお送りいたします。
- 試験結果報告書(PDF)には、分析結果が改ざんされていないことを示すトラスト認証を付与いたします。

業務フロー概要図
再生材データバンクの概要紹介動画
問い合わせ・担当窓口
本業務に関してご質問やご相談がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
独立行政法人環境再生保全機構 環境研究総合推進部SIP推進課 根本、前田、橋本
E-mail:sip_ce[]erca.go.jp
※ []は@に読み替えてください