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C1-07 産業廃棄物由来リサイクル材の自動車外装部品適合性検討

研究開発責任者

伊藤 貴賢(サカエ理研工業株式会社)

研究開発概要

自動車業界における喫緊の課題であるELV規則案への対応として、市場回収再生材を用い、自動車向けに使用できる高品質再生材の確保が急務である。安定した供給を確保する為には原資ソースの拡大を目的とした「X to Car」の実現が必要である。

「X to Car」を実現する為には、これまで自動車部品に積極的に使用されてこなかったPP群(ランダムPP及びホモPP)を主とした産業廃棄物及び市場廃棄物由来再生材の自動車外装品への適合性(部品性能・表面処理性能)及び成形・塗装等の生産性評価が必要となる。

本研究では、量産実績のある金型を用い、市場回収再生材の中でも自動車部品への適用に物性的に懸念の大きいランダムPPの再生材を主に自動車部品への適合性を評価する。

進捗・成果

衣装ケースを原資とした再生材を用い、JAMAにて公開されている「複合強化PP〔1〕」の目標物性をベンチマークとして物性調整した再生材を作製し、試作・試験を行い適合性の評価とともに社会実装への課題抽出を行った。

評価対象は下図の製品とし、市場回収再生材を25wt%含有したリサイクル材を4種調整した。「複合強化PP〔1〕」を目標と設定したが、調整したリサイクル材のうち3種については目標未達となったが、適合性を評価することを目的としている為、物性目標未達の材料についても部品評価を実施した。部品評価の結果として評価したリサイクル材4種すべてで部品性能を満足することが確認された。

2025年度の結果として、物性目標である「複合強化PP〔1〕」を満たさなくても部品性能を満足させられることを見出すことが出来た。今後、更なる原資の拡大及び使用可見込みを得た再生材のバラツキ評価を進めていく。

評価製品であるドア下部に位置するサイドガーニッシュの写真。

図1:評価製品

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