
地球環境基金便り No.50 (2021年3月発行)
広告代理店として新聞やWEBの広告制作を行っている株式会社ジャパンクリエイト。なかでも全国各地の名品や特産品をPRする新聞広告は好評で、さらに、商品をインターネット上で紹介・販売するWEBサイト運営を展開しています。今回は、生産者を支援する事業や地元信州の自然環境への思いについて伺いました。
株式会社ジャパンクリエイトは、2010年に代表取締役の逸見和明さんと数人のメンバーで設立されました。広告代理店での経験を活かし、新聞広告でさまざまなPRを行うなか、全国の名品や特産品と出合い、毎月定期的に日経流通新聞で特集広告を組むようになりました。その後、商品を詳しく紹介するWEBサイト「名品館」を立ち上げ、さらにサイトを見た方から購入希望が増えたため、販売サイト「名品館SHOP」をスタートしました。大手の販売サイトで探せなかった商品をここで見つけ、リピートして購入される方も多いそうです。
全国の名品や特産品を紹介するWEBサイト「名品館」
http://www.meihin-kan.com/外部のサイトを新しいウィンドウで開きます。
更新や紹介文の作成も全て逸見さん自らが行っている
同社からは、2010年より継続して地球環境基金にご支援いただいております。その理由について伺うと「会社を立ち上げた時に、さまざまな人に力を貸していただきました。そのことに感謝し、何か社会にお返しできることはないかとみんなで考えました。起業時のメンバー全員が、地元長野の出身で、信州の豊かな自然が大好きでした。この自然を子どもたちに残していきたい、その思いから、環境に関する団体に寄付しようと考え、売り上げの一部を地球環境基金に寄付しています」と話されます。
お話を伺った方:株式会社ジャパンクリエイト 代表取締役 逸見和明さん
そんな子どものころから遊び育ってきた信州の自然環境も、昔よりも夏は暑かったり、冬は雪が少なかったりと変わってきているように思えるそうです。特に2019年の台風19号では千曲川が氾濫。会社や自宅は無事でしたが、長野市、千曲市など流域に大きな被害をもたらしました。これまでにない水害を経験して、気候変動といった環境問題を身近に感じたと言います。「自然環境を守り、ともに生きていく大切さを感じました。これからも、創業当時の感謝の気持ちを忘れずに、この信州の豊かな自然を次世代に残していけるように、貢献をしていきたいです」と話されました。