地球環境基金便り No.51 (2021年9月発行)
全国ユース環境ネットワーク
第6回 全国ユース環境活動発表大会全国大会 開催報告
日本全国のユース世代による自主的な環境活動の継続、発展とネットワークの拡大を目的とした「全国ユース環境活動発表大会」。8つの地方大会から選出された16団体がWeb上で動画を発表し、審査が行われました。新型コロナウイルスの影響で環境活動、SDGs活動が制限される中でも創意工夫をして取り組む高校生の熱意あふれる大会となりました。
概要
- 日程
- 令和3年1月22日(金)~29日(金)
(発表動画Web閲覧期間)
- 主催
- 全国ユース環境活動発表大会 実行委員会
(環境省・独立行政法人環境再生保全機構・
国連大学サステイナビリティ高等研究所)
- 後援
- 読売新聞社
- 協力
- 環境省地方環境パートナーシップオフィス(EPO)/地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)/ESD活動支援センター
- 協賛
- キリンホールディングス株式会社/協栄産業株式会社/SGホールディングス株式会社/株式会社タニタ
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環境大臣賞
- 宮城県農業高等学校
科学部チーム smiles
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- サクラの新品種開発で桜の緑被率を上げる
~被災農業高校が立ち向かう震災10年目の挑戦!~
- 東日本大震災の津波跡の校庭に残った桜を用い、増殖と植栽を繰り返して間もなく千本となる。品種開発も行い「玉夢桜(タマユメザクラ)」と命名。新品種の認定を受けた。現在は台風の被災地などで桜の植栽法を紹介しながら、CO2吸収促進を提言している。
環境再生保全機構理事長賞
- 長崎県立諫早農業高等学校
食品科学部
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- 規格外みかんが生み出す
新たな地域興しと廃棄物の再利用
- 長崎県は温州みかんの生産量全国第5位を誇るが、ブランド力が低い、規格外品が多いなどの悩みがある。そこで新しく長崎ブランド品「みかんおこし」を開発して商品化。また加工の際に生じる廃棄物を使った菌床栽培「子実体栽培方法」で特許を取得した。
国連大学サステイナビリティ高等研究所 所長賞
- 富山県立滑川高等学校
海洋クラブ
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- 持続可能な社会を目指した
未利用資源イワシの活用
- 全国的に安値でしか売れないイワシにスポットライトを当てたいと思い、缶詰として商品化。残渣は段ボールコンポストにして肥料にし、植林活動で山に撒いた。山が豊かになることで海が豊かになり、魚がとり続けられる持続可能な漁業を目指した。
読売新聞社賞
- 愛媛県立長浜高等学校
水族館部
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- 日本初の高校内水族館
「長高水族館」 プロジェクト
- 今年で22年目を迎える「長高水族館」では、水族館部の生徒が展示水槽の解説やショーなどのイベントを通して、来館者に生き物のすばらしさを伝えている。
高校生が選ぶ特別賞
- 青森県立むつ工業高等学校
課題研究 地中熱利用による融雪研究班
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- R2 地中熱利用による融雪研究班
- ドカ雪時の融雪不足改善を目指し、地下10メートルの採熱用ポリエチレン管をダブル化することで、熱交換時間を増やす工夫を試みた。
先生が選ぶ特別賞
- 長野県長野高等学校・長野日本大学高等学校
学生団体「Gomitomo」
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- 海無し県長野からプラゴミを無くす!
「清走中(せいそうちゅう)~Run for trash~」
- ゴミ拾いは楽しい!ゴミ拾いにゲーム要素を組み合わせた老若男女が参加できるイベント「清走中(せいそうちゅう)~Run for trash~」を長野市で開催。
優秀賞
- 北海道標茶高等学校
地域環境系列
環境ゼミガイド班
- 学ぼう自然、守ろう環境
私たちが発信する
自然再生意義
- 北海道美幌高等学校
環境改善班
- オホーツクの自然を守れ!
PART3
オホーツクで実践した水と生き物を守る活動
- 東京都立富士高等学校
学生団体えこま
- ”えこま”を創る!
- 東京都立府中東高等学校
生物部
- 室内における養殖技術の確立
- 大阪府立豊中高等学校
能勢分校
地域魅力化クラブ
- 高校生の提案で地域電力会社設立!
~エネルギーを変える。まちが変わる。~
- 京都府立北稜高等学校
環境委員会
- 地域を結ぶ環境委員会の取組
~KESを基盤とした環境保護活動~
- 広島県立世羅高等学校
アロマプロジェクト
- ネズミサシを用いたアロマオイルで里山保全を
未利用資源の新たな利用価値を見つけよう
- 広島県立祇園北高等学校
科学研究部
- 太田川におけるプラスチックごみの輸送過程と、効率的な回収についての研究
- 香川県立多度津高等学校
建築科&写真部
- 地域とともに歩む環境活動
~今年度も継続! 地球の未来を考えた取り組み~
- 福岡県立伝習館高等学校
自然科学部
- 絶滅危惧種ニホンウナギの水槽から生命に支えられた持続可能な社会を展望する
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