地球環境基金便り No.55 (2023年9月発行)
日本全国のユース世代による自主的な環境活動の継続・発展、ネットワーク拡大を目指す「全国ユース環境活動発表大会」。
8つの地方大会から選出された16
団体が全国大会に出場しました。どの団体も学校の中だけにとどまらず、地域をはじめ多様な主体を巻き込んで課題解決に向けて取り組んでいました。環境大臣賞をはじめすべての出場団体に賞が贈られています。受賞校の皆さん、おめでとうございます!
令和5年2月4日(土)~2月5日(日)
ステーションコンファレンス東京
全国ユース環境活動発表大会 実行委員会
(環境省・独立行政法人環境再生保全機構・
国連大学サステイナビリティ高等研究所)
読売新聞社
環境省地方環境パートナーシップオフィス(EPO)/地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)/ESD 活動支援センター
キリンホールディングス株式会社/協栄産業株式会社/SGホールディングス株式会社/株式会社タニタ
地元の砂浜では稲作で使われるプラスチック肥料の残骸が海洋汚染を起こしていた。ウレアホルム肥料を使うことで、プラスチック肥料を使わない栽培法の構築に成功。日本のプラスチック肥料をゼロにする活動につながった。
次世代にきれいで魚のたくさん生息できる豊かな環境を残すことが目標。市の天然記念物であるヤリタナゴの保護活動を地域と連携・協働で実施している。啓発活動にも取り組み、ヤリタナゴの知名度が向上した。
校内で廃棄していた豚脂の有効活用を図り、廃棄ゼロを目指した。さまざまな挑戦の結果、市販に比べ1.7倍洗浄力が高い洗濯用石鹸が完成。養豚業におけるゼロエミッションを達成し、持続可能な生活の実現を目指す。
気候変動の影響を一番受ける世代の自分たちが中心となって考え、行動している。兵庫県内を中心に、全国の仲間たちと楽しく発信。
地域資源を活かし、地元酒造と連携し日本酒造りに取り組む。酒粕の需要拡大と食品ロスの削減を目的に活動。
十勝風の風害から農地を守る防風林の更新の課題解決のために活動。農業や環境、文化の調和を図り、持続可能な地域環境を目指している。
企業と連携しSDGs教材を作成したり、小学生向けのワークショップを企画・実施。日常生活で紙を使う際の選択肢の一つとなることを目指す。
太陽光発電に取り組み、環境イベントなどで電気を供給している。「地球環境」を考えてもらうために環境啓発活動も行う。