
気道の炎症を抑え、過敏な状態を改善させるには、治療を長期間継続することが必要です。症状がなくても医師の指示どおりに、毎日長期管理薬を続けることが大切です。しかし、毎日忘れずに吸入を続けるのはなかなか難しいものです。吸入を忘れないような工夫をしましょう。
たとえば
洗顔、歯みがきをする前に吸入する
食事の前に吸入する
朝起きたらすぐ吸入する
など
吸入を習慣づけるためにもっとも大切なことは、なぜ吸入しなければならないのか、自分で納得したうえで治療を続けることです。なぜ自分は吸入をしなければならないのか、自分が使っている薬はどこにどう効くのか、一度整理してみましょう。
もしわからなければ医師や薬剤師に相談し、納得できるまで教えてもらいましょう。
自分ではうまく吸入できているつもりでも、いつのまにか自己流になっていて、実は間違った方法で吸入していた、ということが少なくありません。自分では気づかない、思いもよらない間違いをしていることもあります。正しく吸入できているか、定期的に医師や看護師、薬剤師のチェックを受けるようにしましょう。