成人ぜん息の基礎知識 健康な人と変わらない日常生活を送れるようになること

実践編ぜん息をコントロールする

正しい吸入方法を身につけよう

ここがポイント!

  • 薬をきちんと肺に届けるためには、正しい吸入方法を身につけることが何よりも大切です。
  • 医師や薬剤師に相談し、自分に合った吸入器や吸入補助器具を使いましょう。
  • 定期的に医師や薬剤師に吸入方法のチェックをしてもらいましょう。

正しい吸入方法の大切さ(動画)

近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
東田 有智 教授

  1. ※動画内の「このビデオ」とは、それぞれの吸入器のページにある吸入方法の動画です。

服薬を継続するコツ

気道の炎症を抑え、過敏な状態を改善させるには、治療を長期間継続することが必要です。症状がなくても医師の指示どおりに、毎日長期管理薬を続けることが大切です。しかし、毎日忘れずに吸入を続けるのはなかなか難しいものです。吸入を忘れないような工夫をしましょう。

毎日、同じ時間、同じ場所、同じ状況で吸入することがポイント

たとえば

  • 洗顔、歯みがきをする前に吸入する

  • 食事の前に吸入する


  • 朝起きたらすぐ吸入する

など

薬を使う意味、薬の役割を忘れずに

吸入を習慣づけるためにもっとも大切なことは、なぜ吸入しなければならないのか、自分で納得したうえで治療を続けることです。なぜ自分は吸入をしなければならないのか、自分が使っている薬はどこにどう効くのか、一度整理してみましょう。
もしわからなければ医師や薬剤師に相談し、納得できるまで教えてもらいましょう。

定期的に吸入方法のチェックを受けましょう

自分ではうまく吸入できているつもりでも、いつのまにか自己流になっていて、実は間違った方法で吸入していた、ということが少なくありません。自分では気づかない、思いもよらない間違いをしていることもあります。正しく吸入できているか、定期的に医師や看護師、薬剤師のチェックを受けるようにしましょう。

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