
地球環境基金便り No.56 (2024年3月発行)
地球環境基金では「振興事業」の一環として将来の環境活動を担う若手人材育成にも力を入れています。今回は「若手プロジェクトリーダー育成プログラム」についてご紹介・ご報告します。
NPO(非営利組織)の代表者の高齢化は顕著で、約65%以上が60歳以上であるといわれています。組織内の高齢化が進み、活動の担い手を確保できず、環境活動や団体が減少していく中で、常勤職員として将来的に組織の中核を担う若手人材の育成が急務となっています。
地球環境基金では、活動推進費として賃金を支援することで若手人材の雇用を確保しながら、研修をおこない、将来的に組織を担う人材を育成することを目的として「若手プロジェクトリーダー育成プログラム」を平成26年度(2014年度)からスタートしました。
このプログラムでは、ロジックモデルやプロジェクト・マネジメント、ファンドレイジング(活動資金の調達)、他セクターとの協働など、リーダーとなるために必要な知識を習得する機会を提供しています。
平成26年度の制度開始以来、この10年間で81名の研修生が支援プログラムを修了しました。修了生の皆さんは各団体において、責任ある立場として活躍しています。
平成26年度の制度開始以来、この10年間で81名の研修生が支援プログラムを修了しました。修了生の皆さんは各団体において、責任ある立場として活躍しています。
この若手プロジェクトリーダー研修の受講成果として「寄付金と事業収入を大幅に増加させることができた」、「他組織と連携したプロジェクトを進めることができた」、といった声が寄せられています。
若手プロジェクトリーダー研修を修了した53団体(1期生~6期生)を対象に支援プログラムの効果に関するアンケートをおこないました。