地球環境基金では、2019年度に実施した業務実績をまとめた『地球環境基金レポート2019』を発行しました。本誌は、1年間の地球環境基金業務を分かりやすく報告するとともに、当基金からの支援を受けた団体がどのようにその支援を活用したのか、またどのような支援があったかなどについてもお伝えすることに焦点を当て、作成したものです。
「助成事業」では、国内外の民間団体(NGO・NPO)が、開発途上地域または日本国内で実施する環境保全活動に対して、助成金を交付しています。
2019年度は、民間団体197件に対して、助成金を交付しました。
フォローアップ調査(p.4)の結果から、活動の自立や継続性の観点で、とくに優れた活動を抽出し、「ベストプラクティス事業」として3事例をご紹介します。
「振興事業」は、環境NGO・NPO活動の持続的な発展に向けて、調査研究、研修、情報提供を行い、活動の一助となることを目指します。
2019年度は、新たに「担任制度」を導入した「若手プロジェクトリーダー研修」や、インドネシアを訪問した「環境ユース海外派遣研修」を、主に実施しました。
「全国ユース環境ネットワーク促進事業」は、環境活動を実践している高校生や大学生、いわゆるユース世代を対象に、「学び」を共有するネットワークづくりを行いながら、ユース世代のさらなる能力の向上を目指しています。
2019年度は、「全国ユース環境活動発表大会」が第5回を迎え、過去最多の162団体からご応募をいただいたほか、全国各地で計6回のセミナーを実施し、166名の方々にご参加いただきました。
過去に発刊した「地球環境基金レポート」をご紹介します。